テーマ:博物誌

きまぐれ博物誌15

21 ウラクロシジミ  もしかしたら誰にでもあることかもしれないが、なぜか相性が悪い、というものがあるようだ。私の場合、それがウラクロシジミだ。  この蝶自体は、そう珍しいものではない。ほぼ日本中どこにでもいるし、よほど珍産地のものでなければ採ることは難しくない。だが、私はこの成虫を今までまだ採ったことがないのだ。  最初…
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きまぐれ博物誌14

20 シロオビヒカゲ  沖縄に初めて行ったときから、もう40年になる。その間、変わらぬものもあるが、多くのものが変わっていった。  まず、那覇空港が新しくなり、ターミナルが1つになった。以前は那覇から先へ乗り換えるためには、別のターミナルに移動しなければならなかった。それと同時だったかどうかは忘れたが、南西航空がJTAとなっ…
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きまぐれ博物誌13

19 ナリヤラン  以前、ウマノスズクサのときに書いたことだが、私は植物の同定がかなりできるようになった。たぶん、500種程度は見ればわかるレベルだと思う。日本産蝶の2倍あるから結構な物知りに思えるけど、植物はあまりに多すぎるので、500くらい覚えても、10に1つもわからないのが実情だ。しかも、年をとるとだんだん度忘れが多くな…
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きまぐれ博物誌12

18 山菜  とにかく山菜が好きだ。だから、山菜の時期である春は、とても楽しみな季節だ。  まず、なんといってもタラノメ。言わずと知れたタラの木の芽である。山菜の王者ともいうべきやつで、何と言っても一芽が大きいので、他のものとちがって一つ採れただけでおみやげになる。ただ、誰もが知っているため、目立つところにあるものは、たいて…
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きまぐれ博物誌11

17 アゲハチョウ  子供のころはまだ蝶の名前もほとんど知らなかった。けれど、アゲハチョウくらいは知っていた。アゲハの幼虫がサンショウやミカンの葉を食べることも知っていた。だから、これを飼育したこともある。蛹が蝶になるところを見たかったが、いつもいつのまにか羽化してしまった。この望みはなかなか叶えられなかったが、何度も飼育して…
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きまぐれ博物誌10

16 ヒキガエル  子供のころ、一番好きな生き物がカエルだった。といっても、私が物心ついたころ、我が家の近くにカエルはほとんど見られなくなっていた。近所にきれいな川や池がなかったからだ。  だが、それらは急速な宅地開発によりなくなったもので、そのときより、ほんの10年ほど前にはまだきれいな川があったらしい。家の目の前を流れて…
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きまぐれ博物誌9

15 カタクリ  大学生のときだった。青梅に住んでいる友人から、自分の家の近くにあるカタクリ群落のある場所が、宅地造成のためになくなってしまうから、今のうちに採りにこないか、と誘われた。私はそういうことならと、出かけて行った。そこには、ギフの産地同様、足の踏み場もないほどのカタクリが生えそろっていた。  さっそくシャベルを使…
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きまぐれ博物誌8

14 カナムグラ  子供のころから虫が好きだったので、蝶の名前もたくさん知っていた。白いものはモンシロチョウと言う。黄色いのはモンキチョウだ。小さいのはシジミチョウでその中でも赤いのはベニシジミと言う。茶色いのはタテハチョウで、大きいのはアゲハチョウだ。アゲハチョウには黄色いのもいて、これはキアゲハと言う。また、黒いアゲハチョ…
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きまぐれ博物誌7

13 ジャコウアゲハ  我が家の目の前にはびこっていたウマノスズクサだが、はじめの目的はホソオチョウを呼ぶことだった。ホソオチョウはその後とんどんと勢力を広げ、甲府のあたりでも、普通に見られるようになった。最初に観察された高畑不動や東大からは続報が届かなかったが、多摩霊園で発生しているという話も聞いた。どうやら弱々しい見かけと…
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きまぐれ博物誌6

12 ウマノスズクサ  大学に入るまでは、植物にはほとんど興味がなかった。もちろん、山に登ってそこに咲く花を見ればきれいだなと思うことはあった。けれど、その花の名がなんというのかは知らないことが多かったし、知りたいとも思わなかった。  だが、大学の理科の実習で単位を取るために、どうしても植物名を覚えなければならなくなった。千…
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きまぐれ博物誌5

11 コブヤハズカミキリ  蝶を始めてしばらくしたころ、冬場になると採卵ていどしか楽しみがなくなるので、何か他に楽しめることはないかと模索していたことがある。オサムシを掘り出すというのも楽しいかもしれないと思って、でかいスコップを持って探したこともある。けれど、ノウハウもわからずにあちこち掘っても、全然見つからなかった。クワガ…
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きまぐれ博物誌4

9 アブラゼミ  子供のころ、虫採りは面白くてよくやった。だが、面白いのは仕留めることであって、それを標本にしたり研究したりしようとは思ってなかった。ま、子供だから当たり前かもしれない。生きて捕まえたものは虫かごにとじこめて飼っていたが、それらもやがては死んで、ただ捨ててしまった。トンボもチョウもバッタもみんな同じ虫かごに…
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きまぐれ博物誌3

7 ハチノスサンゴ  まだ、蝶を初めて間もないころだったと思う。夏休みを利用して、新穂高までオオゴマシジミを採りに行ったことがあった。あのころは元気だったので、結構な長距離ドライブもさほど苦にならなかったものの、さすがに日帰りとは行かず、何泊かしたはずだ。オオゴマ以外に何の蝶を採ったのか忘れてしまったが、せっかくそこまで行…
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きまぐれ博物誌2

4 オオコノハズク  夜のドライブ。自分一人しか乗っていない車の中で、いきなり後ろから後頭部をはたかれたらどういう気がすると思うか?そして、それが街中ではなく、近くに人家もない、人通りもないところだったら?私は三宅にいたとき、そんな経験をしたことがあるのだ。  季節は夏だった。私は阿古という集落の友人を訪ねて、夜の10時…
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きまぐれ博物誌1

  序    子供のころから自然が好きだった。けれど、私が住んでいるところは東京の杉並区。ここは、私が子供のころにはすでに住宅地として開発が進んでおり、物心がつくころには、近所に水田も畑もなかった。以前、農地であったろう空き地が、私の好きな遊び場であった。  小学校にあがり、行動範囲が広がると、まだ、区内に畑があることもわかり…
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