4月7日~9日 広島

三次.JPG

 初めに、コロナについて触れておきたい。
 前回、マスクは意味がないというようなニュアンスのことを書いたが、その考えに変わりはない。けれど、状況が変化したためにマスク着用はやむを得ないと考えるようになった。
 まず、なぜ、マスクに意味がないと思うのか説明する。マスクは花粉程度の大きなものならなんとか防げるが、ウイルスは小さすぎて隙間を通り抜けてしまうのだ。ウイルスの大きさは花粉の1/200しかない。花粉が20cmのドッチボールだとすれば、ウイルスは1mmの砂粒程度だ。サッカーボールをシュートしてもネットに引っかかって突き抜けることはないが、ゴールネットに砂をぶつけても通り過ぎてしまう、と言えばわかりやすいだろう。そんなことはない。ウイルスは飛沫の中にいるのだから、飛沫は引っかかるはずだ、という人もいるかもしれない。けれど、飛沫はほぼ水である。そして、そんな細かい水はマスクに付いたとたんに蒸発してしまうだろう。ウイルスも一緒に蒸発しまえばいいが、そんなことはない。ウイルスはその場に残るのだ。そして、次の呼吸で吸い込まれることになる。かりに、もっと目の細かいウイルスすら引っかかるようなものを使用したとしても、横から入るものはどうしようもない。私は花粉症のためにマスクを着用しているが、それでも、ときどきくしゃみが出る。花粉が横から侵入してしまうのだろう。花粉でさえ、隙間から侵入できるのに、ウイルスが入らないほど完全に顔に密着させるなんて不可能だと思う。しわ1本のすきまがあれば、楽々通ってしまうからだ。さらに、それすら完全に防いだとしても、目はむき出しだ。目から侵入するものに対しては無防備なのだ。マスクはつけていても、ゴーグルまでつけている人は見かけない。そんな感じなのに、マスクをしているからと安心して油断する方が問題だと思う。マスクしているから大丈夫と思って、人ごみの中に平気で出かけて行く人が増えれば、それだけ蔓延を助長することになる。これが私のマスク意味なし論なのだ。
 ついでに、私の防御策を一つ紹介しておこう。完全とは言えないだろうが、防御をより強めたい人には参考になると思う。私は花粉症対策のために、花粉避けスプレーを使用している。だが、これ、ウイルスにも効果あるのではないか。鼻からの侵入はマスクで防げるとしても、目に入る花粉は避けられない。だが、このスプレーをしておけば、かなり防ぐことができるのだ。ウイルスを含んだ微粒子も、花粉同様イオンを帯びているはずなので、ゴーグル同様とまではいかないまでも、かなりの侵入を防げるはずだ。こんなことを書いて店頭からスプレーがなくなっても困るのだが、私のブログを見ている人はそこまで多くはないだろう(笑)
 さらに、感染者の数を考えてみる。4月9日時点で、感染者は5000人を超えた。しかし、それでも日本の人口の1/20000だ。しかも、そのほとんどは出歩いていないはずだ。未発症、および無症状の感染者がその倍いて、それらがみな出歩いていたとしても、1/10000でしかない。普通に外を歩いて1万人に接触するなんてまずないから、ほとんど感染者に接することはないだろう。しかも、感染者とすれちがった程度では感染などしない。それこそ、密閉空間で同席したりしなければ、感染を必要以上におそれることはないはずだ。
 マスクより重要なのは、手洗いだろう。感染者が咳をして飛び散ったウイルスはどこに付着しているかわからない。しかも、すれちがった時だけが危ない呼吸による感染に比べて、ものに付いたウイルスはかなりの時間、そこに付着したままになる。それに触れてしまえば当然、手にウイルスが付く。ウイルスが手から侵入することはないが、その手で目をこすったりすれば、ウイルスは目から侵入してしまうだろう。感染者が1時間前にそこに触れていれば、感染者に近寄らなくても感染の恐れがあるのだ。感染経路不明者のほとんどは、これで感染しているのだと思う。私は花粉症で目がかゆくなることがよくあるので、外出時は特にものに触らないように注意している。無意識に目をこすってしまうことがあるからだ。エレベーターのボタンなども、キーなどを使って押すことにしている。それでも、電車のつり革や買い物時のかごなど、どうしても触らずに過ごすことができないものもある。だから、何かに触れてしまったときは、手洗いやアルコール消毒するまでは常に意識して目をこすらないように気を付けている。
 さて、これだけのことを考えて実行していれば、感染のリスクは限りなく低くなるはずだ。けれど、宝くじだって当たる人はいる。どんなに確率が低くても、感染の可能性はゼロではないのだ。感染しているのに、無症状だから気づかずにマスクなしで歩き回って、ゴホンと咳払いすれば、その周りの人には感染させてしまうだろう。そして、そういう人とすれ違う可能性は私だってゼロではないのだ。そうなった場合、運が悪かったとしか言えない。しかし、そこまで気にしていたら、買い物すら行けなくなってしまう。
 ところでマスクは防御には意味がないと言ったが、感染者がウイルスを飛沫させないという意味では大きな意味がある。自分が知らず感染していた場合に備え、突然のくしゃみなどでウイルスをまき散らさないという意味ではマスクをした方がよいだろう。たとえ、自分が感染したくなくてマスクをしている人だって、もしかしたら感染者になっているかもしれないので、まき散らさないという意味で有効だ。俺は大丈夫だとマスクをしないのは、今やエチケットとしてよくないことになる。私は99.9パーセント、感染者と接触しないだろうし、普通の人よりウイルスについての知識はあるという自信はあるので、それに伴う行動をとることによって、99.99パーセントは感染しないと思っている。それでも0.01パーセントの感染可能性がある。ゼロではないのだ。悪魔の宝くじに当たってしまうことがあるかもしれない。だから万が一、気づかずに感染してしまったときにまわりにまき散らすことを防ぐため、鬱陶しくて邪魔なマスクではあるが、花粉がおさまったとしても、今しばらくは着用を続けることにする。
 さて、そろそろ、蝶の採集記を始めたいのだが、最後にもう一つだけ、言い訳を聞いてほしい。
 以前にも何度か書いたが、私は、数年前から原因不明の体調不良に悩まされている。これは、ひどいときにはとても辛いもので、辛くないのは眠っているときだけ、ということもあった。一時は、目覚めなければいいのに、と感じてしまうこともあったほどだ。それが続けば、うつ病へと発展して、楽になりたいと自殺することにもなりかねない。最近、かなり治まってはいるものの、ちょくちょくぶり返すことがある。この予防法や治療法として、一番効果があるのは旅行なのだ。たぶん、精神的なものが起因していると思えるので。このような解放感に浸ることによって、治ったり予防できたりするのだ。
 だから、不要不急の外出を控えなければならないということは、十分理解はしているが、蝶を採りに行くというのは、私にとって病気の治療や予防につながるものなので、許してもらいたいのだ。交通機関や宿泊所はどうしても利用することになるが、現地では野山を歩き回っているので、密閉空間でもなければ、人との接触もほとんどない。そこでは自分が感染することも、他人に感染させることもない。
 他の人から見れば、不要不急の蝶採りなんて、この非常時に不謹慎な!と思われるかもしれないが、誰だってずっと閉じこもっているのは精神衛生上よくないだろう。たまには外出があってもいいはずだ。私の場合は、その頻度がちょっと多くなるかもしれないが、なんとか勘弁してもらいたい。詭弁だなどと思われるのはわかっているが、ちょっとだけ言い訳させてもらいたい。
 さて、いいかげん本題に移ろう。

 7日

 朝、8時に家を出て、バスで最寄り駅へ。そこからJRで新宿へ。そしてリムジンバスで羽田へと向かう。やはり、かなりの人が外出を控えているのだろう。どこも、普段より人の数は少ない。そして、空港は今までに見たことがないほどガラガラだった。これなら逆に濃厚接触の可能性は低くなるだろうが、こんな状態でも利用する人は、どうしても必要な人だろうから、多少具合が悪くても利用しているかもしれない。となると、やはりリスクは大きいのだろうか?搭乗手続きのとき、隣に人はいるかと聞いて、いないことを確認したが、乗ってみると、そんな心配はいらないくらい、飛行機もガラガラだった。ふだんなら、クラスJを利用するのだが、こういうときは、一般席の方が空いているだろうとの予測は当たっていた。クラスJは多少の空席はあるものの、かなり埋まっていて、一般席は隣りあわせの客はほとんどいない。こんなに空席が多かったらかなりの赤字になるだろうなと気の毒になってしまうくらいだ。
 お昼過ぎに広島空港に着き、そこでレンタカーを借りる。飛行機の中ではうっとうしいマスクは外していたが(飛行機の中は電車やバスとちがって、常に空気を循環しているので、すぐ隣で咳でもされない限り安全だ)レンタカーに乗り込むまではエチケットとしてマスクをつける。東京から来たというだけで、恐れられているかもしれない。
 無事、レンタカーを借り、一路、三次へと向かう。初めは尾道あたりに寄ろうかとも思ったのだが、Y口さんが来ていて、今日帰る予定になっているので、早く行けば会えるかもしれないと思ったのだ。
 高速を降り、まずAポイントへ行く。一番近いところだ。けれど、この場所はだいぶ日が陰っている。ちょっと待ってみたがやはりギフは飛ばない。
 数分で諦めてBポイントへ向かう。ここは数が少ないが、人に知られてないので穴場だと思っている。日当たりはまあまあだが、やはりギフの姿はない。粘ってもいいのだが、明日に備えての様子見とY口さんたちを探す意味もあるので、15分ほどで切り上げる。
 さらにCポイントへ向かう。ここは、去年、H本さんに教えてもらったところで、去年はいくつか採れた。午後でも日が当たっているので、ここで粘るという手もある。けれど、20分ほど待ってみたが、そこでもギフの姿は見られなかった。やはり、午後になると飛びにくくなってしまうのだろうか?
 最後にDポイントへ向かう。が、ここは完全に日陰になっていてダメだ。すると、Y口さんからラインが届いた。もう一泊延ばすことにしたので、夕食を一緒に食べないかというものだった。S谷さんも一緒だと言う。もちろん、異存はない。時刻は3時前。もう、宿に引き上げてもよいが、もう少し頑張ってみるか。
 そう思って、再びCポイントに戻り、30分ほど粘ってみたものの、やはり一つも姿を見ない。諦めて宿へと向かう。
 今回の宿はY口さんたちとは違う所だ。Y口さんたちの宿は、去年、自分も泊ったのだが、普通の部屋が空いてなかったのだ。ドミトリーなら空いていたのだが、コロナのリスクを極力減らすために、自分だけの密閉空間にしたかったのだ。金をケチってコロナに感染したら元も子もない。夕食はその宿の娯楽室で、各自、弁当を持って集合ということになっていたが、くつろいでいたらY口さんから連絡があり、宿泊客以外の人間を入れないでくれ、と言われたそうだ。会食はお流れ。
 コンビニで弁当を調達し、部屋で一人寂しく夕食をとる。

 8日

 DポイントでY口さんたちと待ち合わせる。8時40分ころに着いてみると、すでにY口さん、S谷さんのコンビがいた。しかし、他にも採集者がいて、あたり一面、ゴミネットが広げてある。こりゃ、縄張り争いになってしまうな。この時間ではまだ寒いのでギフは飛びそうにない。早めに場所を変えようと思ったが、会ったばかりの二人に情報も聞いておきたい。
 ところが、話を聞くと、なんとY口さんは今回クジャクをGETしたそうだ。クジャクというのはギフチョウの変異の一つで、後翅の翅脈異常により、ふつうよりたくさんの翅脈ができてしまうものだ。その分、後翅は幅広くなり、紋の数も増えて美しくなるのだ。私もこの変異をはじめてみたとき、なんて美しいんだろう、なんとか採ってみたいと思ったものだ。この変異は広島の三次だけで知られている変異で、ここに来る採集者はみなこれを狙っていると思ってもいいくらいだ。もちろん、変異好きのY口さんも長年三次に通って探し続けていたのだが、ついに念願を果たせたようだ。私にもそんな幸運が訪れてほしいものだ。
 しばらく話をしてから、混んでいるこの場所に見切りをつけ、Aポイントに移動する。日が当たって、徐々に気温も上がってきた。もう、いつ飛んでもおかしくないと思って粘っていると、10時半くらいになって、やっと一つ飛んでくれた。クジャクではないが、黒紋が繋がりかけている、まあまあの個体だ。とりあえずほっとする。

ギフ.JPG

 さて、これから飛び始めるぞ、とわくわくしながら待つ。が、後が続かない。さらに30分ほど粘ったがまるで次が飛んでくれない。ときどき飛んでくるツマキチョウを見て、そういえば、この蝶は標本にしてなかったかもしれないと思い、1ペア確保する。

ツマキ.JPG

 だが、こんなに飛んでこないということは、このポイントは今年は少ないのかもしれない。諦めて場所を変えることにする。
 Cポイントに移動する。ここは午後になっても日が当たる。そこで、昼近くまで粘ったが、ここでも一つも目撃することはできなかった。Y口さんたちは昼に撤収すると言っていたので、最後に挨拶しようとDポイントに戻る。
 DポイントにはS谷さんだけがいた。風が強くて、一つも見ていないと言う。Y口さんは一人で放浪の旅に出たそうだ。もしかしたら、秘密のクジャクGETポイントに行ったのかもしれない。確かにこのポイントは風が強く飛びそうにないが、Y口さんが戻ってくるまで待つことにする。
 待つこと10分、やっとY口さんが帰ってきた。もう、昼過ぎだ。二人はこの後、兵庫へと向かうそうだ。今晩、兵庫に泊って、明日、近くのポイントをめぐり、そして帰路に着くそうだ。そろそろ、出発すると言うので、私も暇を告げる。
 もう一度、Aポイントに戻ってみたが、だいぶ日当たりが悪くなっていて、これでは期待できない。また、Cポイントに戻る。
 私は今晩、空港近くの宿をとってある。かなりの高級ホテルなのだが、格安のプランがあったのだ。ただ、格安なのは、午後6時以降のチェックインという条件が付いていた。だから、6時までは時間をつぶさなくてはならない。ここから空港までは一般道で2時間ほどだろうか?夕食を買い込み、ガソリンを入れてレンタカーを返却する時間を考えても、3時半ころまではここで粘らなければならない。
 けれど、このCポイントも風が出てきた。日は差しているが気温が低めで、しばらく待ってみたが、飛びそうな感じではない。どうする?まだ1時だ。
 しばし悩んだ末、可能性がありそうな尾道へいってみることにする。そこなら空港へも近くなる。すぐに荷物をまとめて車で尾道へ向かう。そこのポイントは3年ほど前に、S谷さんたちに案内してもらったところだ。大体の場所は覚えているものの、果たしてたどりつけるだろうか?
 ポイントの近くには2時前に着いた。しかし、以前とは反対側からのアプローチだ。果たして入り口を発見できるだろうか?確かこの近くのはず…と思って車を走らせていると、見覚えのある風景が目に飛び込んできた。ここだ。一旦、通り過ぎてしまったが、すぐにUターンして、ポイントへの坂道を登っていく。あれ、ここに分枝があったっけ?たぶん、こっち。うん、当たり、見覚えあり。そんな感じでパーキングポイントに到着。
 そこから徒歩で山道を登っていく。尾根道へ出て、こっちへ行ったよなあ、などと独り言ちながら進むと、あれ、行き止まりだ。道をまちがえたか。引き返して確認すると、わかりにくい登り口が。あ、そうだ、確かこっちへ行くんだった。こんなところを覚えているんだから、我ながら大したもんだ。物忘れが多くなり、人の顔もなかなか覚えられないのに、こういうことはちゃんと覚えていられるんだなあ。
 そして、鉄塔に到着。気温も高くいい感じだが、やや風があるか。さらに奥の木漏れ日ポイントに行ってみるが、以前より日差しが弱い。木がのびてしまったのだろう。けれど、ここにはコシアブラが多いので、山菜採りモードになってしまう。10分ほどで2食分ほど採れたので、また鉄塔に戻る。そこで10分ほど待ってみたが、やはりギフは飛んでこない。やはり午後になったので、飛びが悪くなったのだろうか?しかたなく下に降り、もう一つの鉄塔へ行ってみる。感じは前の鉄塔と同じで、悪くない。しかし、ここでもギフの姿は見られない。
 時刻は2時半、宿に向かうにはまだ早すぎる。そうだ。福山のポイントは午後でも飛ぶと言っていた。そちらに行ってみよう。
 山を下りている途中、なんだかでかい蝶が飛んだ。クロコノマだ。つかまえてみると、越冬したボロ個体だったが、こんなところにいるとは思っていなかったので、一応確保しておく。クロコノマはさらに2つも目撃した。

クロコノマ.JPG

 車まで戻り移動する。また、逆コースをたどることになるが、その道は通ったことがあるので、なんとなく覚えている。間違えることなく、ポイント入り口を発見。林道奥の池のあるポイントに到着。けれど、ここもかなり日が傾いている。まだ3時前なのに、なんだか夕方の雰囲気だ。そこでしばらく待ってみたものの、やはり飛ばない。念のため、ナビを調べてみると、空港到着時間は4時半になっている。それなら、食糧調達などを済ませて5時。1時間ほどロビーでくつろげばいいか、と思って、空港方面に向かう。
 ところが、高速を使わなかったにもかかわらず、3時40分ころには着いてしまった。さすがに早すぎるだろう。しばし考えて、去年、H本さんに案内してもらった、本郷のポイントへ行ってみることにする。ここは、ほとんど絶滅に近いほど数が少ないし、こんな時間ではますます期待できないが、場所を覚えているか確認の意味もあるし、時間をつぶすには、他に方法はない。
 この辺だったのでは?と車を走らせると、見覚えのある景色が。全く、蝶のこととなるとよく覚えているものだ。奥のポイントまで車を乗り入れるが、さすがに日が傾いている。それでも、時間つぶしのためぶらぶら歩いて散策。それでも、4時ころには飽きてしまった。日当たりのよいところは、雰囲気がなくて、よさげなところは日が陰っている。これではチャンスが少なすぎる。
 4時を過ぎたところで、まだまだ早すぎるが、ロビーでくつろぐとするか、と町へ戻る。そして、食糧調達のためにコンビニへ立ち寄ったところへ、H本さんから電話がかかってきた。翌日はH本さんが車で迎えに来てくれて、一緒に行くことになっているのだ。
 その打ち合わせで、当初、予定していたところは難しそうなので、尾道に変更が決まった。今日、行ったところだ。しばらくおしゃべりして、時間がつぶせたのはラッキーだった。
 コンビニとガソリンスタンドへ寄り、レンタカーを返却して宿まで送ってもらう。5時30分前だったが、部屋に入ってもいいと言われた。しかも、客が少なくて部屋が空いているからか、アップグレードしたツインルームを用意してくれた。ラッキー。部屋は広くて、設備も充実している。以前、H本さんの知り合いが泊ったときは13000円くらいしたそうだが、そのくらいの値段でも当然だろう。今回は、それが6500円だったのだ。超ラッキー!

エアポートホテル.JPG

 こんな立派なところにいながら、夕飯はコンビニのカツカレーというのはわびしいが、こののんびりとくつろげる空間にいるだけでも、今回来た甲斐があったなあ、と感じる。ゆっくりくつろいで、高級ベッドで就寝。

 9日

 朝8時にH本さんが来てくれることになっていたが、渋滞に引っかかったので少し遅れるとの連絡がきた。それでも、8時過ぎにはチェックアウトして玄関前で来るのを待つ。
 しばらくすると、S藤さんの車が現れた。今日は、S藤さんの車で行くらしい。H本さんと3人で尾道へ行く。
 尾道へは40分ほどで着いた。確かに、自分も昨日そのくらいの時間で走ったなあ。
 昨日と同じところに車を停め、鉄塔へと向かう。さすがにもう道を間違えることはない。
 鉄塔はやや気温が低いものの、天気も良くいい感じだ。これなら飛ぶだろう。そう思ってしばらく待つが、鉄塔まわりの狭いポイントに3人いてもしょうがないので、S藤さんと一緒に、もう一つの鉄塔へ行ってみる。ここも同じような環境で、いつ飛んでもおかしくない。けれど、飛ばない。S藤さんをそこに残して引き返し、奥の木漏れ日ポイントにも行ってみた。昨日、日当たりが悪かったが、午前中ならマシかと思ったのだ。しかし、午前中の日当たりもそれほどではない。やはり木が伸びすぎだなあ。ここはもうポイントにはならないかもしれない。
 諦めて初めの鉄塔に戻ると、そこにいたH本さんがいない。S藤さんの様子を見に行ったのだろう。代わりにそこで待とうと思ったら、いた!やっとギフが現れてくれた。そして無事捕獲。ちょうどそこへH本さんが帰ってきた。しかしネットから取り出してみると片方の尾突がない。せっかくの獲物だがリリース。でも、いることはわかった。
 しかし、こんなに少ないと面白みがない。まだ福山の方がマシかもしれない。相談してそちらに移動することにした。
 着いてみると、やはり日が当たって感じがいい。これなら飛ぶだろう。と思ったが、まるで飛んでくれない。H本さんは今年になって3回目だが、過去2回は一つも見てないと言う。そのときはフライングだったかもしれないが、今回はそんなことはないだろう。山ほど飛んでいる場所ではないが、1時間もいれば2つ3つは見ることができるはずだ。それなのに、3人とも一つも発見できない。
 三次も少なかったが、尾道、福山も驚くほど少ないようだ。やはり、暖冬の後の寒波が響いたのだろうか?
 やがて、時刻は11時を過ぎ、飛行機の時間がせまってきた。どうにも飛ぶ気配がないので、少し早めだが、空港まで送ってもらうことにした。
 12時過ぎに広島空港に到着。二人と別れてラウンジでくつろぐ。二人はこの後、当初行く予定だったところを覗いてみるそうだ。
 広島から羽田に向かう便もガラガラ。行きと同様、普通席だが、隣に乗客はなし。3列席の真ん中にどっかりと座る。羽田空港到着は2時半ころ。やはり空港はガラガラ。喫煙室で一服し、トイレに寄ってのんびりと荷物を取りに行くと、広島からの表示がない。係員に聞くと、あっという間に荷物が届き、あっという間に片付いてしまったそうだ。私の荷物は預かってもらっていた。人数も30人程度だったし預けてない人もいたから、荷物は10個くらいしかなかったのだろう。
 新宿行きのバスも5人しかいなかった。もちろん皆バラバラに離れて座る。新宿からの電車も、いつもは座れないのに今回は席がたくさん空いていた。そして、4時ころ帰宅。
 今回は、蝶に関しては全くの消化不良。コロナがあるので、普段より気を遣う必要もあった。けれど、これらを差し引いても、今回の2泊目の宿は最高だった。これだけで来た甲斐があったというものだ。やはり、宿はいいところを選ぶべきだ。
 さて、次回はいつになるのだろう?5月になれば予定しているものはあるが、1か月以上空いてしまう。その前にどこかへ行きたい。けれと、4月中はまだ自粛ムードが続くだろう。その中で出かけるのは、結構勇気がいる。自分の健康とてんびんにかけて、考えることにしよう。

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この記事へのコメント

通りすがり
2020年04月12日 19:51
自分勝手きわまりない投稿ですね。たまたまこのブログにたどり着きましたが、極めて不愉快です。

自分が無症状の状態で出かけた先の方にコロナを移す可能性ありますよね。少なくとも国が不要不急の外出を控えてと言っている現状です。いくら罰則がないにせよ、蝶採集(しかも地方へ出向く)が不要不急とは思えません。

」蝶屋があなたのように自分の我儘を最後は優先させている人種と見られるのが残念なため投稿しています。私があなたの行動を規制できるわけでもありませんが、一言申し上げたくコメントいたしました。
シオシオ
2020年04月12日 20:36
通りすがり様

 ご意見、神妙に承ります。確かに、この時期、不要不急の外出をするのは、ブログにも書いたとおり、不謹慎なことと思います。仰せの通り、身勝手な行動でしょう。お叱りを受けるのは当然だと思います。
 けれど、ずっと家の中にいることは誰でも不可能でしょうし、買い物に行っても仕事に行っても、感染および他人に感染させるリスクは同じでしょう。
 私は、このような採集以外、買い物以外の外出はしていません。できる限り感染のリスク、人に感染させるリスクは避けています。
 また、感染防止の方法を伝えたり、気づいていない感染拡大の可能性を伝えたりできる場でもあると思い、このブログを通じて発信したつもりでした。
 どの場面が特にお気に触ったのかわかりませんが、出かけたこと自体がいけないと言うのなら、これはもうごめんなさいとしか言えません。この騒ぎが治まるには1年かかると思います。ひと月くらいで落ち着いてくるかもしれませんが、それは、下火になったというだけで、感染の危険性はワクチンができるまで続きます。緊急事態宣言が解除されたとしても、それで感染の可能性がなくなったわけではないのです。つまり、きちんとするなら、1年は外出できないということになります。たぶん、そんなことになったら誰も正気を保つことはできないでしょう。
 気晴らしは誰でも必要だと思います。その気晴らしは、飲み屋に行ったり、室内の遊興施設に行ったりするより、自然の中に出かける方が、ずっと感染のリスクがないことだと思います。その点だけはご理解いただけると思います。
 次がいつになるかわかりませんが、またそのうち出かけることはあるでしょう。そして、黙ってこっそり出かけるのではなく、行ったことはきちんと報告するつもりです。申し訳ありませんが、ご承知おきください。
通りすがり
2020年04月13日 19:24
丁重なお返事ありがとうございます。
私が勝手な話だと感じ不愉快であると申し上げたかったのは、

① このような緊急事態宣言下で明らかに不要不急な蝶採集に出かけたことをわざわざ公表する必要があるのか?それってどうなの?

それだけです。仰るように日常生活でも罹るリスクをゼロにできる訳ではありませんが、仮に不要不急の用事で出かけて万が一コロナを移したことが発覚した場合はニュースになる状況です。勿論、こういう状況が解消されれば出かければよい、それだけです。

普段からコメントをされている方の多くはあなたのブログのファンの方でしょう。そのような方からすれば私のようなコメントは「アンチ」なのは重々承知しています。しかし、敢えて申し上げた事はおかしいとは思っていません。出かけることにはも記事にすることにも規制はありませんから、その人の自由だと言われればそれまでですがそれは違うだろという趣旨です。

今後は本件に関してもそれ以外の記事についてもこれ以上の書き込みはいたしません。「ネット荒らし」をすることが目的ではありません。失礼いたしました。

シオシオ
2020年04月13日 19:50
通りすがり様

ご丁寧なお返事、ありがとうございます。確かに、ご指摘いただいたときは落ち込みましたが、おっしゃることはもっともなことだと思います。
 私はスポーツ観戦も大好きなのですが、今は何もやってなくてがっかりしています。何かやっていれば楽しめるのにと思うのと同様、採集に行けない人にも楽しんでもらえるかも、という安易な考えもありました。
 でも、今、野球なりサッカーなりをしていたら、怒る人もいますよね。私の考えが未熟でした。ご指摘いただいたことは、私の考え不足を気づかせていただいたありがたいご意見だと思っています。
 次の「お休み」のコメントで他の方からいただいたアドバイスをもとに、次に書くとしたら、現在のことではなく、回想録のようなものにしたいと思います。
 また、私が失敗したことがあったら、ご遠慮なくご指摘ください。あらしなどとは思っていません。適切なアドバイスだと感謝しております。これからもよろしくお願いします。